エネルギー・地球温暖化

2007年08月29日

 

東京都、10年後に向けた「気候変動対策方針」を策定

Keywords:  地球温暖化  地方自治体 

 

東京都は2007年6月、「東京都気候変動対策方針」を策定した。2006年12月に発表した「10年後の東京」実現の取り組みの1つとして推進している「カーボンマイナス東京10年プロジェクト」の基本方針となるもので、国に代わって先駆的な施策を提起し、日本の気候変動対策をリードする。

本方針は、以下5つの方針からなる。
1)企業のCO2削減を強力に推進 大規模排出事業所への削減義務や環境投融資の拡大など
2)家庭のCO2削減を本格化 白熱球一掃作戦や太陽光発電等の普及促進など
3)都市づくりでのCO2削減をルール化 世界トップクラスの建物省エネ仕様を都の施設へ全面適用など
4)自動車交通でのCO2削減を加速 低燃費車利用ルールの策定、環境自動車燃料の導入促進プロジェクト展開など
5)各部門の取組を支える、都独自の仕組みを構築 中小企業、家庭の省エネ努力を促進・支援する制度、省エネルギー促進税制の導入など。

都は、当初の3から4年を「低CO2型社会への転換始動期」とし、戦略的・集中的に対策を実行する意向。今後本方針で提起した施策や取組について、都民、NGO、企業などが参加するステークホルダー・ミーティング等で活発な議論を展開したい考え。



http://www.metro.tokyo.jp/INET/KEIKAKU/2007/06/70h61200.htm




登録日時: 2007/08/29 09:23:44 AM

英語記事はこちら


 


 

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