2006年09月06日
Keywords: 省エネ 企業(非製造業) 国際 地球温暖化
電力会社による中国でのクリーン開発メカニズム(CDM)にもとづく排出枠クレジットの取得が続いている。CDMは京都メカニズムの一つで、京都議定書で排出削減義務を負わない国で実施される温室効果ガス排出削減プロジェクトの成果に基づいて発行されるクレジットをプロジェクトの参加者に移転するもの。
東京電力は2006年6月22日、中国新疆ウイグル自治区での総出力3万kWの風力発電プロジェクトによる7年間のCO2排出削減量65万トン全量をクレジットとして購入したことを発表した。また同月29日には、貴州省での総出力8万kWの水力発電プロジェクトによる6年間のCO2削減量84万トン全量の購入を発表した。
中部電力は浙江省でのフロンガス回収・分解プロジェクトからの2012年までのCO2クレジット200万トンの購入契約を締結したことを6月19日に発表。関西電力は甘粛省の2箇所の水力発電プロジェクト(総出力27.2MW)での2012年までのCO2排出削減量56万トンの購入に必要な日本政府の承認を得たことを7月11日に発表した。
日本政府は2005年4月28日に閣議決定した京都議定書目標達成計画で、CDMのメカニズムの推進・活用に取り組んでいくとしている。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/06062901-j.html
http://www.chuden.co.jp/corpo/publicity/press2006/0619_2.html
http://www.kepco.co.jp/pressre/2006/0711-2j.html
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/mechanism/illust_3ed/ja.pdf
登録日時: 2006/09/06 12:34:44 PM
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