人と社会のダイバーシティ

2006年03月31日

 

新「男女共同参画基本計画」がスタート

Keywords:  ダイバーシティ  政府  政策・制度 

 

2005年12月27日、男女共同参画基本計画(第2次)が閣議決定された。本計画は1999年に成立した男女共同参画基本法に基づき、2000年に策定された第1次基本計画による取組を評価・総括して新たに策定したもの。12の重点分野を掲げ、それぞれについて2020年まで見通した長期的な方向性を記述し、2010年度末までに実施する具体的施策を示している。

重点分野の1つ「政策・方針決定過程への女性の参画の拡大」では、社会のあらゆる分野において、2020年までに、指導的な地位に女性の占める割合が30%程度になるように取り組みを促進するとしている。政府としても国家公務員I種試験合格者(幹部候補)に占める女性の割合の目標を2010年度には30%程度とする(2005年度は21.5%)。

「男女の職業生活と家庭生活の両立の支援」では、2014年度までに育児休業取得率を男性10%、女性80%にすることを目指す(2004年度男性0.56%、女性70.6%)。「新たな取組を必要とする分野における男女共同参画の推進」では、自然科学系全体として女性研究者の割合の目安を25%として各研究組織が努力することを期待し、国はその取組状況を把握して公表するとしている。




http://www.gender.go.jp/


登録日時: 2006/03/31 11:32:57 PM

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