民間の提言を政策に　第５回NGO/NPO・企業の環境政策優秀提言選ばれる

環境省は2005年11月11日、「平成17年度第５回NGO/NPO・企業の環境政策提言」として、40件の応募の中から優秀提言２件と優秀に準ずる提言２件を選定したと発表した。同省は、民間からの政策提言を政策に生かすことと、民間の政策提言能力の向上を図ることを目的に、2001年から「NGO/NPO・企業環境政策提言」を実施している。

優秀提言に選ばれたのは、NPO法人「古材文化の会」による「全国の市町村に木造建築リデュース・リユースセンターを設置」と「全国地方新聞社連合会」による「新聞を活用した環境教育プログラムの開発と普及・促進」。

京都の伝統建築の保存、修理に取り組む「古材文化の会」は、廃棄資材の削減と解体資材の再利用を訴え、全国の市町村に木造建築リデュース・リユースセンターを設置して、木造建築の補修、再生のためのアドバイス、建築解体材の再利用の推進を行うこと、またセンターを中心に循環可能な木造建築文化の発信、専門家の育成、環境教育の推進を行うことなどを提言している。

「全国地方新聞社連合会」は、新聞記事を活用して学校での環境教育の普及、地域全体の環境意識の向上を図ることを提言。具体的には、行政、教育関係者、新聞社、NPOらが協働で新聞を活用した環境教育プログラムを開発し、それにもとづいて、各地方新聞は地域の実情に合わせた内容で環境記事を掲載するというもの。




http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=6532


http://www.wood.jp/kbank/


登録日時: 2006/03/23 05:53:59 PM

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