2005年05月27日
群馬県のこけしは、伝統の技術を使いながら現代的に創作している点が特徴。ミズキやクリの原木を使い、木目を生かして創る。輸出向けの人気のデザインはおかっぱ頭やリボンをつけた少女もので、現地の百貨店や日本の土産店で販売されている。
これまでの主な輸出先はオーストラリア、台湾、香港などで、欧州に本格的に売り出すのは今回が初めて。今後オランダやアイルランドなどに販売網を広げる予定だ。群馬県こけし協同組合では「伝統のよさや、かわいい表情に人気があるのでは」と話している。
同組合に加盟している業者は、1960年には120社だったが、現在は25社にまで減少。後継者不足や国内の土産品のニーズが多様化するなどで、こけし産業は厳しい状況が続いている。「海外での人気が刺激となって、日本でもこけしの良さが見直されれば」と期待が寄せられている。
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登録日時: 2005/05/27 10:25:17 PM
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