生物多様性・食糧・水

2004年05月24日

 

ウミガメを守るために 日本ウミガメ協議会

Keywords:  生態系・生物多様性  NGO・市民 

 

世界各地でウミガメが絶滅の危機に瀕している。アカウミガメは、北太平洋の中では、日本でしか産卵しないのにも関わらず、1990年代に日本での産卵回数が半分以下に減少した。オサガメは1970年代にはマレー半島のトレンガヌで約2000回の産卵が見られたが、1999年には2回に減少した。同様に、アオウミガメも、タイマイも、ヒメウミガメも減少している。

このような状況に、日本各地からウミガメの保護・調査活動者や研究者が集まり、1990年に日本ウミガメ協議会が発足した。ウミガメを取り巻く自然環境の保全をテーマに、世界各国の研究者やボランティアと密接に連絡を取りながら活動を進めている。

産卵回数カウント調査や、産卵場の保全、ウミガメに標識をつけて行動範囲を調べる標識放流調査などを行っている。また、漂着死体の解剖や分析からその死因を調べ、記録を蓄積している。

協議会の主旨に賛同し、会員になる人は年々増え、活動の幅も広がりを見せている。




http://www.umigame.org




登録日時: 2004/05/24 03:51:42 PM

英語記事はこちら


 


 

このページの先頭へ