プレスリリース
JFS持続可能性指標プロジェクト キックオフ!
今までアイディアを暖めてきた持続可能性指標プロジェクトを、この度正式にキックオフする運びとなりました。
WEBやメールニュースなどでご紹介しているように、日本では環境に対する多様な取り組みが、さまざまなプレーヤーによって活発に行われ、それは世界的に見ても高い水準にあります。
しかしそうした努力の一方で、地球温暖化をはじめ、環境破壊や汚染は地球規模で着実に進行しており、それらを止める所までは到っていないのが現状でもあります。そうした状況の下で、
- 各企業や行政、自治体、市民、NGOなどの個別の努力や成果が、日本全体でどの程度のパフォーマンスにつながっているのか。
- その結果、「日本の持続可能性」は前の年よりも進んだのか、後退したのか。持続可能な国に一歩でも近づいたのか、遠ざかったのか。
悲しいことに、そして驚くべきことに、誰もその答えを持っていません。私たちはみな、「完成したときにどんな顔になるかもわからないジグゾーパズル」を各人が懸命に、黙々と延々と行っているのが実情です。
司馬遼太郎さんの著書に『この国のかたち』というものがあったと記憶します。
私たちはこのプロジェクトを通して、「持続可能なこの国の形」を少しずつ目に見えるように、描いていきたいと思っています。
そのためには最低、
- 「持続可能な日本のビジョン」を策定すること。
- ビジョンを実現する社会のあり方を測定する「指標」を定め、その指標の変化を追いかけ、目に見えるようし、社会が共有すること。
- 「指標」の源となる、持続可能性に関する基礎データを一箇所に収集すること。
が必要になってきます。
これらが実現できると、個別の局地戦が大きなビジョンの下で総力戦に転化し、戦略やシナリオがつながり、活動の裾野が一気に拡がります。これを社会変動といいます。
今回、私たちは並行して進めている作業の中で、(3)の部分をまずWEBにアップし、公開することにしました。
ご覧のようにデータはあちこちに散逸し、最低限必要と思われるデータの集積だけでも容易ではありませんでしたが、ボランティアチームのがんばりで、ここまで集めることができました。今後、日本全体だけでなく、都道府県別のデータも掲載してまいります。
まだ途上の姿であることは認識していますが、これらがひとつの足がかりとなります。皆さんの中でも、いやもっとこんなデータもある、こんな情報が抜けている、あるいはここにいけばこんな数字もとれるといったご意見やお気づきの点があれば、ぜひ教えていただきたいのです。
データ集の英語版も、用意できた段階でアップします。データをさらに厚く充実させながら、ビジョン作りと指標の選別を行い、今後段階的にそれらをオープンにしていきます。
このプロジェクトはまだ端緒についたばかりですが、一歩一歩着実に形にしていきます。
みなさまからのご意見やフィードバックを今後楽しみにしています。
2004年8月26日
JFS 2周年の日に
プロジェクトマネージャー: 多田博之
プロジェクトリーダー: 小林一紀
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