<グループディスカッション>
このグループではまず、"protest"「抗議」と"confrontation"「対立」の違いについて話しました。日本の学生からアメリカの学生に対し、「アメリカ人は環境問題に対立的な立場で取り組むように見えるが、どうなのか」という質問がありました。それに対して、"protest"と"confrontation"は違うという答えが返ってきました。
"protest"では、自分たちの考えや立場を説明するという穏やかな手法をとる場合もあります。一方、"confrontation"では、時にアメリカ人から見ても急進的過ぎる場合があります。両者の違いを知り、ステレオタイプの見方をやめること、"protest"と"confrontation"を混同してはいけないことが分かりました。
次に、環境への取り組みを呼びかけることについて、日米の違いが明らかになりました。アメリカでは、"You can make a difference"「あなたがやることで、変わるのだ」と呼びかけるのに対し、日本では、「みなさん、一緒にやりましょう」と呼びかけることが分かりました。これは、個人主義と集団主義という違いも含むのではないかと思います。
また、このグループでは、学生の話題に限らずいろいろなことを話しました。湿地のある街に高速道路ができることに関して、学生がどんな働きかけをしているかや、それぞれがどんなところに住んでいるかなどを話しました。そして、グローバル化が世界に与える影響についても話し合いました。
そしてディスカッションの中で、言葉や文化が違っていても同じ思いを共有していることが分かりました。
<総評 〜パトリシア・グラハム教授より>
興味深い意見交換がなされ、相違点もあれば類似点もあることが分かりました。例えば、"protest"「抗議」と"confrontation"「対立」は全く違うことを学びました。
また、アメリカでは個人レベルで変化を起こしますが、日本ではグループで変化を起こすという違いがあることが分かりました。これに関して、ローレンスを例に少しお話したいと思います。
ローレンスは、小さな街ですので人々は自分たちで変化を起こすことができると思っています。例えば5年前、ローレンスにバスを運行させたいと考えるグループがありました。このグループは市議会に立候補、当選してバスの運行を始めました。
この例から、個人的な行動の他にも、集団での行動が大切だということが分かります。またその逆に、集団的での取り組みは個人の行動から始まるのです。
最後に、先ほど日米共に個人レベルでは価値観がとても似ている、という発言がありましたが、これは今回のすばらしい発見だと思います。
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