ダイワJFS・青少年サステナビリティ・カレッジ
第6回講義録 「地域を潤す地域のお金」
◆ 講義録
◆ 私が考える「サステナブルな社会」
サステナブルな社会とは、サステナブルな小地域の集合体です。各地域がサステナブルとなるためには、その地域内で人・モノ・カネが回る仕組みが必要です。そのためには、地元の資源を使い、地元で仕事をつくり、自分たちの歴史や文化、伝統を守っていかなければなりません。グローバル化ではなく、ローカル化を推進する取り組みがいま求められています。
◆ 次世代へのメッセージ
若者が都市部へ流出し、一気に高齢化が進んで、多くの農村で「限界集落」化が進行しています。そこへ若者が移り住み、先人から生活の知恵を学び、次世代に伝えていくことは、早急に取り組まなければならない社会的課題のひとつです。こうした課題に出資者と融資先が一緒になって取り組み、モデルとして他地域に紹介していくことは、NPOバンクならではのおカネの使い方ではないでしょうか。
◆ 受講生の講義レポートから
「社会をつくっていくのは数少ない大企業ではなく、社会性を持った多くのコミュニティなのだと強く感じました。地域の中で何気なく生かされているのではなく、消費・貯金も自分の意思表示だと考えて選んでいきたい。一つの動きが徐々に周りを取り込んで、大きな流れになっていくのがとても素敵なことだと感じました」
「どの金融機関に預けても社会のために使われるからいいだろうと思っていたけど、そのお金が融資先の人とビジネスをつくっていくと知って、働き出したらNPOバンクに預けたりやSRIファンドに投資したいと思います」
「私も将来的には田舎に戻って、地域を活性化できるような活動をしていけたらと思っていました。今日お聞きしたような活動が、地域貢献の活動にとても強力な手助けになると感じることができました。自分のお金で社会をよりよいものにできるのであれば、将来は積極的に投資しようと思いました」
「出資した方がとても熱い思いを持っていることに感動しました。環境問題や地域活性化の手段については、いろいろ聞いてきましたが、これはとても画期的で、手軽にできて未来に明るい光を照らす活動だと思いました」
講師プロフィール

木村真樹(きむら まさき)
コミュニティ・ユース・バンクmomo代表理事
大学卒業後、銀行勤務を経て、2003年からA SEED JAPAN事務局長に就任。非営利マネジメント、SRIやCSRをテーマに活動を展開し、2005年にはコミュニティ・ユース・バンクmomoを設立、代表理事に就任。2006年からは生活の拠点を名古屋に移し、地域の未来を担う若者たちによる「お金の地産地消」の実現に取り組む。2005年度にはap bank運営事務局スタッフも務めた。
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