ダイワJFS・青少年サステナビリティ・カレッジ
第5回講義録 「貧困を生まない貿易〜フェアトレードを広めるために」
◆ 講義録
◆ 私が考える「サステナブルな社会」
ちゃんと政権が定期的に交代して、そのために行政の仕事が透明で、年金制度がしっかりしているから20代から老後のために貯金をする必要がなくて、買うものはそんなに多くなくても進学や就職で選択肢が多くて、夜の6時に家に帰れて家族や地域のための時間をとれるような社会がサステナブルなのだと最近は思います。
◆ 次世代へのメッセージ
皆さんはモノを買うという行為で未来を選んでいます。たとえば、幼い子供の労働に支えられた製品を買うということは、児童労働のある世界を選んでいること、肯定していることにほかなりません。フェアトレード製品を選ぶことは、より平等で持続可能な世界、未来を選ぶということなのです。
◆ 受講生の講義レポートから
「ふだん頭で考えることはあっても、ワークショップで議事体験することで、貿易の不公平さを改めて強く感じました。モノの背景にある生産者の暮らしにまで思いを馳せる想像力を消費者自身が持てる環境づくり(消費者教育など)が必要かなと思います」
「貿易ゲームをしていると、それぞれの班はいかに利益を出すかに集中していたので、フェアトレードをうまく取り入れるのは難しそうだと感じました。ただし、互いに得るものがあるシステムづくりができれば、とても広がっていくのではないかと思います」
「フェアトレードがビジネスとして成立するためのモデルが、まだまだ不十分なのではないでしょうか。今は個々人の倫理観に頼っている状況なので、ビジネスモデルがとても重要だろうと思います」
講師プロフィール

北澤肯(きたざわ こう)
フェアトレード・リソースセンター代表
2000年よりカンボジアで保健教育活動に従事。2003年から2005年まで国際フェアトレード認証機関の日本支部フェアトレード・ラベル・ジャパンに勤務。2006年4月、フェアトレードに関する国内や世界のニュース、情報を広く一般の方に提供するフェアトレード・リソースセンターを立ち上げ、代表を務める。有限責任会社グリーンソース代表取締役。コンサルティング、執筆、翻訳なども手がける。
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