ダイワJFS・青少年サステナビリティ・カレッジ
第4回講義録 「食と農を通して考える日本と世界」
◆ 講義録
◆ 私が考える「サステナブルな社会」
これまでのように効率や生産性だけを追い求めるのではなく、緩やかに、エコやスローを志向する人が増えてきています。単なる流行ではなくて、しっかりと地に足が着いた流れになるには、こうしたことが事業として成り立つようなビジネスモデルが必要です。そうすれば、サステナブルな動きをさらに加速できるでしょう。
◆ 次世代へのメッセージ
国家の自給率も大事ですが、自分にできることとしては、まず足元の自給率も見直してみてください。近くの生協、レストランや居酒屋などに自給率の表示を求めたり、あるいは自分自身の食卓の自給率を気にかけながら食生活を送るようになれば、国の自給率にも変化が出てくるのではないかと思います。
◆ 受講生の講義レポートから
「生きていくための究極のリスクヘッジを考えると、自分の自給率を上げることが必須だと思いました。今だけを見れば、安いものを買うのがよさそうでも、ずっと生きていくことを考えると、持続可能な方法でつくったものを買うのが一番だと改めて思います」
「大地の若手社員が結婚して群馬県倉渕村で就農したという話に感動しました。将来はサラリーマンになるしかないかと不安に思っていたけど、もっと自然体で自力で生きるということをやってみたいと思いました」
「自分の食生活を取り巻く状況を改めて見直すことや、自分を含めた消費者が、積極的に生産者と何らかのつながりを持てるようなネットワークづくりにかかわっていければなと思っています」
講師プロフィール

藤田和芳(ふじた かずよし)
大地を守る会会長、株式会社大地代表取締役
出版社勤務を経て、1975年に有機農業普及のNGO「大地を守る会」設立に参画。1977年には、その流通部門として、社会的企業のさきがけとなる株式会社大地を設立し、有機農業運動をはじめ、食糧、環境、エネルギー、教育などの諸問題に対しても積極的な活動を展開。アジアを中心に、世界各国の農民との連携を深める。「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表、全国学校給食を考える会顧問。著書に『ダイコン一本からの革命』など。
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