ダイワJFS・青少年サステナビリティ・カレッジ
第12回講義録 「持続可能な社会に果たす金融の役割」
◆ 講義録
◆ 私が考える「サステナブルな社会」
人間には寿命がある。だからといって、自分が生きているあいだの欲求が最大化されればよい、と考えてしまえば元も子もありません。時空を超えた想像力に触発されて、各人の生活が律せられている社会が「サステナブルな社会」であると考えます。
◆ 次世代へのメッセージ
「もっと欲しい」と思う自分の気持ちと、「競争こそが進歩を生み出す」という通説を常に疑ってほしい。向上心は大切だけれども、それは沢山のモノを手に入れることや競争に勝つということでは決してありません。地球の容量は一定だといわれるけれども、最後まですべての生命が尊厳をもって扱われるように諦めないでほしい。
◆ 受講生の講義レポートから
「お金の使い方を考える、ということは、これまであまり考えてきませんでした。今後社会に出たとき、自分で稼いだお金をどう使うのかがとても重要なのだとわかりました。経済的に自立していない今でも、できることがいろいろありそうです」
「SRI投資のことは知っていましたが、預金が持続可能性に結びつくことを初めて知りました。私たち一人ひとりの行動が金融機関を変えるという意識を持って行動することが、経済の流れを変えるのに有効なのだと思います」
「地球を大切に!といった理念より、経済的合理性に訴えるほうが、はるかに実効性があるのは間違いないと思います。持続可能性へのインセンティブを金融機関がつくることで、投融資先の企業の行動に影響を与えることができるという点が興味深いです」
講師プロフィール

足達英一郎(あだち えいいちろう)
株式会社日本総合研究所 創発戦略センター上席主任研究員
環境問題対策を中心とした企業社会責任の視点からの産業調査、企業評価を担当。SO/SR規格化日本エクスパート。アジア太平洋持続可能な消費と生産円卓会議運営理事。主な共著書に、『SRI社会的責任投資入門』(2003年、日本経済新聞社)、『CSR経営とSRI』(2004年、きんざい)など。
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