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第11回講義録 「『もったいない』を生かすビジネス」

◆ 講義録
◆ 私が考える「サステナブルな社会」

いかなる地域、いかなる時代に生まれようと、ふつうの人が家族や友人、ご近所さんと良好な関係を築き、ふつうに暮らしてふつうに死んでいける社会。自然と生態系の恵みを独り占めして、過剰な蕩尽を図るのが人間の性(サガ)。科学への敬虔な態度、他者への慈愛の心、社会システムへの柔軟な発想、この絶妙なバランスと抑制のきいた「知識人」を育て、リーダーとして選べる社会。

◆ 次世代へのメッセージ

万年思考停止をやめよう。政府や自治体、企業やメディアに何をどう働きかけていけば、サステナブルな方向へ舵をきる力になるのか、子孫の生存をかけてこれを考えないといけない。 一人ひとりが、自分が今この生活をしている中で、まずいと思うことを大きな声に集約させていく、あきらめずに、しつこく、そういうことが大切になると思います。

◆ 受講生の講義レポートから

「消費者や行政が怖くて環境対策を打ってきたと聞いて、逆に消費者の声の力の強さを知ることができました」

「前回の講義と共通するのは、消費者のニーズ(今回でいえば環境問題に対する不安)を追求していった結果が今のビジネスになっているという点だと感じました。環境やサステナビリティに関する問題は、白黒つけられないことも多いからこそ、みんなが真剣に考えなければならないのだと、改めて思います」

「『市民が環境にいいことをしたいなら、何も買わないこと。そこを何とか買わせようとするのが私たちの仕事』という言葉が強く印象に残りました。ビジネスと環境の両立というジレンマがよく表れていて、今後いろいろことを考える上で、いい切り口になりそうです」


講師プロフィール

竹本氏
竹本徳子(たけもと のりこ)
株式会社カタログハウス 取締役エコひいき事業部長

早稲田大学教育学部卒業。セントキャサリンズカレッジ神戸校(オックスフォード大学)ディプロマ取得(1992年)。(株)東京こども教育センター(カタログハウス前身)にて、幼児教材の編集、DM企画制作、媒体担当を経た後、1996年取締役就任。2000年より環境マネージメントを担当し、小売業における環境関連業務に従事。再生可能エネルギー推進支援、環境配慮型製品の開発支援など、持続可能な消費を目指す大学やNPOとの協働、企業市民としてのCSR実践にかかわる。