ダイワJFS・青少年サステナビリティ・カレッジ
第10回講義録 「不確実な時代を確実な時代へ」
◆ 講義録
◆ 私が考える「サステナブルな社会」
サステナブルな社会とは、大量消費の最大幸福という工業モデルではあり得ません。余分なモノを使わなくても精神的な満足を提供できる、新しい価値観を生み出すことが必要です。生産から消費の過程で、目に見えない信頼や安心という関係性を修復するデザインをつくり、信頼性の可視化という事業に取り組んでいきたいと考えています。
◆ 次世代へのメッセージ
「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」という言葉があります。いいことを言っているだけでは世の中が変わりません。当たり前だと思い込んでいる世界に疑問を持ち、既存の情報を「再編集」して新たな市場を瞬時に生み出すような柔軟性を身につけて、これからの未来を拓いていくよう期待しています。
◆ 受講生の講義レポートから
「『利他的本能の商品化』『信頼関係という価値』というお話が特に印象的です。時代のニーズを見極めながら、リサイクル・ビジネスを展開してこられた熊野さんの情熱が伝わってきました」
「自分が普段考えていることと、熊野さんがおっしゃったことが、混ざり合ったりぶつかったりと、頭の中でいろいろな相互作用が起こりました。利益重視の体質は嫌いなのですが、使い方によっては利益というものは利他的になり得るという視点をいただけたのが有意義でした」
「人間の価値観とは何であり、どう形成されるものなのか考えてみたいです。生きること、普段の生活をどう楽しく過ごすか+αなのかなと思います。そのαが難しいのでしょうけれど」
講師プロフィール

熊野英介(くまの えいすけ)
アミタ株式会社代表取締役
「持続可能社会の実現」を掲げ、他社に先駆け再資源化事業を開始。2005年、持続可能経済研究所を設立し、2007年には自然放牧「森林ノ牧場」を開設。総合環境ソリューション企業として事業領域を拡大している。総務省連携による財団法人地域総合整備財団地域再生アドバイザーを歴任、現在は、経済産業省審議会臨時委員環境部会産業と環境小委員会委員及び神奈川県京浜臨海部エコ産業創出協議会会長を務める。著書『思考するカンパニー』(幻冬舎)、『自然産業の世紀』(創森社/アミタ持続可能経済研究所共著)。
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