藍色
明治23年に来日したラフカディオ・ハーンは、「日本は、神秘なブルーに満ちた国」と絶賛したといいます。日本の藍色は、庶民に派手なことを慎むよう統制された江戸期(16〜18世紀)を通して発達し町人から武士までさまざまな人が一般的に用いる色になりました。ジャパン・ブルーと称されるこの色は、しかし1880年に輸入された化学合成技術によって徐々に衰退し、現在では原材料となる蓼藍の生産が激減し、1970年代には絶滅の危機に瀕しました。
藍色は日本に限らず世界的によくみられる色で、アメリカではインディゴ・ブルーと呼ばれ、ジーンズの着色に使われます。これはもともと、蛇に噛まれないために使われたのが始まりで、原材料の蓼藍には薬用、防虫効果があるためです。

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