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2006.05.12 Fri
東レ 植物由来成分主体の高性能フィルムを開発
東レは2006年2月10日、独自の精密重合技術とナノ構造制御技術により、植物由来成分を主体としながらも、耐熱性を持ち成形が容易なフィルム材料の開発に世界で初めて成功したと発表した。

本来、植物油を原料とする成分は、ポリエステルとの相溶性が低く、熱に弱いという難点を持つが、同社はこれを新たに開発した精密重合技術で克服し、植物成分を多量に添加した新規ポリエステルの合成に成功。さらにこの新規ポリエステルと異種ポリエステルを溶融、混練する際、両ポリマーの構造をナノレベルで制御する新技術を構築し、この技術により柔軟性、成形性ばかりか既存のフィルムと同等の透明性、耐熱性等々の利点を持つフィルムの製膜に成功した。

これまで植物由来成分を導入したポリマーは生分解性はあるものの、耐熱性、耐久性が従来のものより格段に劣っており、また従来技術では、植物由来成分を多量に添加すると材料劣化、着色不良等が発生、高品質のフィルム材料を得ることができなかった。

今回開発されたフィルム材は環境負荷を大幅に減らすばかりでなく耐熱性、耐久性、柔軟・易成形性、透明性等々の利点を持つ高性能フィルムとして各種工業材料用途、特に建築、家電、自動車などの用途で幅広い展開が期待できる。

http://www.toray.co.jp/news/film/nr060210.html

登録日時: 2006/05/12 12:26:42 PM
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